アーウィンアルカンとは?意味・読み方を美容師トレーダーが解説【FX用語集】
「トレンドがあるかどうか」を判断するインジケーターはいくつもあるが、アーウィンアルカン(Aroon Indicator)はその中でも少し変わった視点で設計されている。
価格の高低ではなく、「最後に高値・安値をつけたのがいつか」という時間軸で判定するのが特徴だ。
意味・読み方
読み方:あーうぃんあるかん
簡単に言うと:最近の高値・安値がどれくらい前についたかを使って、トレンドの強さと方向を測るインジケーター
もう少し詳しく:サンスクリット語で「夜明けの光」を意味する。
1995年にトシャール・S・チャンデ(Tushar Chande)が開発。
指定期間内の高値・安値から経過した時間の割合を0〜100でスコア化し、Aroon UpとAroon Downの2本のラインで表示する。
別名・類似語・略称
| 表現 | 補足 |
|---|---|
| Aroon Indicator | 英語表記 |
| アルーン指標 | 別読みの日本語表記 |
計算式
| 名称 | 計算式 |
|---|---|
| Aroon Up | (期間 − 期間内高値からの経過バー数)÷ 期間 × 100 |
| Aroon Down | (期間 − 期間内安値からの経過バー数)÷ 期間 × 100 |
期間は通常25が使われる。
Aroon Up = 100 → 直近バーが期間内の最高値(上昇トレンド強)
Aroon Down = 100 → 直近バーが期間内の最安値(下降トレンド強)
両方が50付近 → レンジ状態
設計者の意図を読む
なぜ「価格の変化率」ではなく「時間の経過」で測ったのか——これが面白いところだ。
チャンデが着目したのは「トレンドが強いとき、高値(または安値)の更新は最近になるほど多い」という事実だ。
上昇トレンドが続いていれば、直近バーが期間内の高値になる可能性が高い。
逆にトレンドが失速していれば、高値更新がどんどん「昔の話」になっていく。
価格の上下幅ではなく、「いつ高値・安値をつけたか」というタイミングに注目することで、勢いの鮮度を測ろうとした設計だ。
期間に25を選んだのも、月次の取引日数(約25日)を1サイクルとして見やすくするためとされている。
シグナルの読み方
Aroon Upが70以上かつAroon Downが30以下:上昇トレンドが強い状態
Aroon Downが70以上かつAroon Upが30以下:下降トレンドが強い状態
Aroon UpとDownが交差する:トレンド転換の可能性
両ラインが50付近で推移:方向感なし(レンジ)
よくある誤解・勘違い
「Aroon Upが高い=今が高値圏」と誤解しがちだが、それは違う。
Aroon Upが高いということは「最近高値を更新した」という意味であって、「高値圏にいる」ということではない。
上昇トレンドが継続中であることを示すサインだ。
モメンタム系指標と組み合わせないで単独使用すると、レンジ相場でのダマシに気づきにくい。
俺は一時期Aroonだけでエントリー判断しようとして、横ばいの相場で上下に振られ続けた経験がある。
関連用語
- トレンド
- モメンタム


