決済とは?意味・読み方を美容師トレーダーが解説【FX用語集】
「エントリーより決済の方が難しい」と言われる。
それを実感したのはFXを始めてしばらく経ってから。
入るタイミングよりも、出るタイミングを間違えることの方が損益に直結していた。
利確が早すぎる・遅すぎる・損切りが遅い——全部「決済」の問題だ。
意味・読み方
読み方:けっさい
簡単に言うと:持っているポジションを終わらせること。
売りを持っていたら買い、買いを持っていたら売って「手仕舞い」すること。
もう少し詳しく:決済(クローズ・Close・Exit)とは、保有しているオープンポジションを終了させる操作のことだ。
買いポジションを決済するには売り注文を入れ、売りポジションを決済するには買い注文を入れる。
決済した時点で損益が「確定」し、含み益・含み損から実現益・実現損に変わる。
利確(TP)・損切り(SL)・手動での決済のいずれかの方法で行われる。
別名・類似語・略称
| 表現 | 補足 |
|---|---|
| クローズ | 英語のClose。ポジションを閉じるイメージ |
| Close | MT4/MT5での操作名 |
| Exit | 「出口」の意味。エントリーの対語 |
| 手仕舞い | 日本語での昔からの表現 |
| 反対売買 | 建玉(ポジション)を決済する操作の正式な言い方 |
決済の方法
| 方法 | 内容 |
|---|---|
| 成行決済 | 今すぐ現在価格で決済する。MT4の「Close」ボタン |
| 指値決済(TP) | 利確目標価格に達したら自動決済。テイクプロフィット |
| 逆指値決済(SL) | 損切りラインに達したら自動決済。ストップロス |
| 一部決済 | ポジションの一部だけを決済。残りを引き続き保有 |
決済と損益確定の関係
持っているポジションに含み益があっても、決済しないうちは「まだお金ではない」。
相場は決済するまでどう動くかわからないため、含み益をいつ確定させるかが利益の大きさを左右する。
同様に、含み損があっても決済しない限り「確定損」にはならないため、損切りを先延ばしにする心理が働きやすい。
お祈りトレードや塩漬けが発生するのは、この「決済回避」の感情から来ている。
一部決済の使い方
ポジションの一部を利確しながら残りを伸ばすという手法もある。
たとえば100%のポジションのうち50%を利確してリスクを軽減しつつ、残り50%はSLをブレイクイーブン(エントリー価格)に動かして「タダポジ」状態にするというアプローチだ。
よくある誤解・勘違い
「決済のタイミングはTPに任せればいい」と思って固定TPしか使ってなかった時期がある。
相場環境によって伸びる場面と伸びない場面があるのに、固定pipsのTPだと「伸ばせる場面で早く切りすぎる」「伸びない場面ではそのままTP待ち」という非効率が生まれてた。
固定TPをベースにしつつ、相場の節目・ATRベースの目標・トレーリングストップなど、複数の出口戦略を状況に応じて使い分けるようになってから利益の質が変わった。
関連用語
- TP(テイクプロフィット):利確を目的とした指値注文
- SL(ストップロス):損切りを目的とした逆指値注文
- 利確:利益が出ているポジションを決済すること
- 損切り:損失が出ているポジションを決済すること
- ポジション:保有中の注文の状態
- 約定:注文が成立すること
- エントリー:新規ポジションを持つ操作。決済の対語


