固定リスクとは?意味・読み方を美容師トレーダーが解説【FX用語集】
「1トレードに口座の2%しか賭けない」——この原則を聞いたとき、最初は「2%なんて小さすぎる」と思った。
でも連敗したときに口座が守られる構造を計算してみて、その意味がわかった。
固定リスクは「どれだけ負けても生き残れるか」を設計する考え方で、長期的に相場に居続けるための土台だ。
意味・読み方
読み方:こていりすく
簡単に言うと:1回のトレードで失っても良い損失額を、口座残高の一定割合(例:1〜2%)に固定する資金管理の手法のこと。
もう少し詳しく:固定リスク(Fixed Risk / 1〜2%ルール)とは、1回のトレードのリスク(SLに達したときの損失額)を口座残高の決まったパーセンテージに固定する資金管理の考え方だ。
たとえば口座残高100万円で固定リスク2%なら、1トレードの損失上限は2万円になる。
この2万円とSLの距離(pips)からロットを逆算して決める。
固定ロットで入るのではなく「許容損失額からロットを計算する」のが固定リスク管理の本質だ。
別名・類似語・略称
| 表現 | 補足 |
|---|---|
| Fixed Risk | 英語表記 |
| 1〜2%ルール | 具体的な数値を示した呼び方 |
| リスク管理 | より広い概念だが固定リスクを指す文脈でも使われる |
| パーセントリスク | 同義の別表現 |
固定リスクとロットの計算
固定リスクを使ったロットの計算例:
口座残高:100万円
固定リスク:2%
1トレードの許容損失:2万円
SLが30pipsの場合(ドル円):
1pips = 1,000円(1ロットの場合)
30pips×ロット = 2万円
→ ロット = 2万÷(30×1,000) ≈ 0.67ロット
SLが広い(深い)ほど、同じ許容損失でロットが小さくなる設計だ。
固定ロットとの比較
| 比較項目 | 固定リスク | 固定ロット |
|---|---|---|
| 1回の損失額 | 常に一定(残高の◯%) | SL幅によって変動 |
| ロット | SL幅で変動する | 常に同じ |
| 口座管理 | 体系的でリスクが均一 | 損失が読みにくい |
| 計算 | SLを決めるたびに計算が必要 | シンプル |
固定リスクのメリット
連敗しても資金が残りやすい:1回2%なら50連敗しても口座が一定以上残る計算になる(複利で計算すると残高が減るにつれてリスク額も小さくなる)。
SLの幅に関わらず均一リスク:ATRが大きい通貨ペアでもSLを広く取った分ロットを小さくすることでリスクを揃えられる。
よくある誤解・勘違い
「固定ロット0.1でいつも入ればリスクは一定だ」と思ってた時期がある。
固定ロットで入ると、SLが10pipsのときと100pipsのときでリスク(損失額)が10倍変わる。
「ロットを固定=リスクを固定」ではなく、「損失額を固定=リスクを固定」が正しい考え方だった。
固定リスク管理に切り替えてから、SLが広いトレードも狭いトレードも同じ感覚でリスクを受け入れられるようになった。
関連用語
- 固定ロット:ロットを変えずに一定量でトレードする方法。固定リスクの対概念
- ポジションサイジング:固定リスクを含む、ロットの決め方の全体的な概念


