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FXのリスク許容度の決め方を初心者向けに解説

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FXのリスク許容度の決め方を初心者向けに解説

前回、LINK0の考え方として、「1回のトレードで、資金の何%まで」という基準を持つことの大切さについて見てきましたね。

今回は、この「何%まで」という数字、つまり「リスク許容度」を、どうやって決めればいいのか、という話をします。

「2%」という数字を例に出してきましたが、これは絶対的な正解ではありません。今日は、この数字を、あなた自身がどう考えて決めていけばいいのか、一緒に整理していきましょう。

リスク許容度って、結局なに?

リスク許容度とは、「1回のトレードで、どれくらいの損失までなら、心穏やかに受け止められるか」という、自分自身の基準のことです。

ここで大事なのは、「計算上、耐えられる金額」だけでなく、「気持ちの面で、受け入れられる金額」という視点も含まれている、ということです。

たとえば、計算上は「資金の5%までの損失なら、資金がゼロにならない」と分かっていても、実際にその金額の損失が出たときに、ものすごく動揺してしまうとしたら、その数字は、あなたにとっての「適切なリスク許容度」とは言えないかもしれません。

「資金が減ること」と「気持ちが乱れること」は別の問題

ここで、ちょっと考えてみてほしいことがあります。

FXのトレードでは、損失が出ること自体は、避けられないことです。これは、これまでのステップでも何度かお伝えしてきました。

問題なのは、「損失が出たこと」そのものではなく、「その損失によって、気持ちが大きく乱れてしまい、次の判断がおかしくなってしまうこと」です。

たとえば、

  • 2,000の損失なら、「まあ、こういうこともあるよね」と思える
  • 20,000円の損失だと、「次のトレードで取り返さなきゃ」という気持ちが強く出てくる

この「次で取り返さなきゃ」という気持ちが出てくると、これまで学んできた「トレンドを見て、ルールに従ってエントリーする」という考え方から、少し離れてしまいやすくなります。

リスク許容度を決めるときは、「この金額の損失が出たとき、自分は次のトレードでも、いつも通りの判断ができそうか?」という視点を持つことが、とても大切です。

小さく始めて、感覚をつかむ

「自分にとってのリスク許容度が、いくらなのか分からない」という人も多いと思います。これは、当然のことです。最初から、自分の感覚は分かりません。

そこでおすすめしたいのが、「最初は、思っているよりもさらに小さい数字から始めてみる」ということです。

たとえば、「資金の2%」という数字をよく見かけるとしても、最初は「1%」や、それよりも小さい金額から始めてみる。そして、実際に損切りになったときの自分の気持ちを、観察してみるんです。

  • 「これくらいなら、全然平気だな」と感じたら → もう少し大きくしてみてもいいかもしれない
  • 「これでも、ちょっとモヤモヤするな」と感じたら → その数字が、今の自分にとっての適切なラインかもしれない

この「観察」のプロセスこそが、リスク許容度を決めていく作業そのものです。最初に決めた数字を、ずっと変えずに守り続ける必要はありません。自分の感覚と相談しながら、少しずつ調整していくものです。

デモ口座とリアル口座では、感覚が違う

ここで、一つ大事な話をしておきます。

デモ口座での損失と、リアル口座での損失は、計算上は同じ金額でも、感覚としてはまったく違うものになります。

デモ口座は、実際のお金が動いていないので、「練習」として、冷静に受け止めやすいです。一方、リアル口座では、たとえ少額でも「自分のお金が減った」という感覚が、思っている以上に大きく感じられることがあります。

これは、誰にでも起こることです。「デモではうまくいったのに、リアルだと急に不安になる」というのは、よくある経験談です。リアル口座に移行したときは、デモ口座で決めていた基準を、もう一度小さくして、自分の感覚を確認し直す、というのも、一つの方法です。

リスク許容度を、紙やメモに書いておく

最後に、一つ実践的な提案をします。

自分なりのリスク許容度が決まったら(あるいは、決まっていなくても、今考えている数字を)、紙やメモに書き出しておくことをおすすめします。

たとえば、

  • 「1回のトレードで、資金の1%まで」
  • 「資金が○○円を下回ったら、いったん取引をお休みする」

なぜ書き出すことが大切なのか。それは、実際にトレードをしている最中は、感情が動いている状態だからです。冷静なときに決めたルールを、紙に書いておくことで、感情が動いているときでも、「あのとき決めたルールは、こうだったな」と、立ち止まって確認することができます。

これは、次のステップで紹介する「取引記録」とも、深くつながっていく話です。

まとめ

今回は、リスク許容度の決め方について見てきました。

リスク許容度とは、「計算上の数字」と「気持ちの面での感覚」、両方を含んだ、自分自身の基準です。最初は小さい数字から始めて、実際の損失に対する自分の気持ちを観察しながら、少しずつ調整していくのがおすすめです。そして、決めたルールは、紙やメモに書き出しておきましょう。

次のステップでは、もう一つ大切な要素である「メンタルコントロール」について、一緒に見ていきます。


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