陰の包み線とは?意味・読み方を美容師トレーダーが解説【FX用語集】
上昇してきたチャートで、前日の陽線をすっぽり飲み込むような大きな陰線が出た瞬間——あれを見ると「あ、変わった」ってなる。
根拠を言語化するとしたら、陰の包み線が出たから、ってなるんやけど、最初はそれがなんなのかわかってなかった。
意味・読み方
読み方:いんのつつみせん
簡単に言うと:前の足(陽線)を完全に覆い隠すほど大きな陰線が出たローソク足のパターン。
売り圧力が買い圧力を完全に上回ったサイン。
もう少し詳しく:陰の包み線(ベアリッシュエングルフィング)は2本のローソク足で構成されるチャートパターン。
1本目が陽線で、2本目の陰線がその陽線の実体を完全に「包む(飲み込む)」形になる。
上昇相場の天井付近や、レジスタンスゾーンで出現すると下落転換のシグナルとして機能しやすい。
別名・類似語・略称
| 表現 | 補足 |
|---|---|
| 弱気エングルフィング | 英語読みをそのままにした呼び方 |
| Bearish Engulfing | 英語表記 |
| 抱き線(陰) | 日本の酒田五法での呼び方。意味はほぼ同じ |
パターンの条件
陰の包み線として有効と判断するには、以下の条件が揃っていると精度が上がる。
- 上昇トレンドの途中、またはトレンドの頂点付近で出現している
- 1本目が陽線(実体があること。十字線は弱い)
- 2本目の陰線の実体が、1本目の陽線の実体を完全に上回る大きさ
- 出来高(ティック数)が2本目で増加している
ヒゲは含めなくていい。
実体(始値と終値の範囲)が包んでいれば成立する。
実際のトレードでの使い方
陰の包み線単体でエントリーするのはリスクが高い。
他の要素と組み合わせるのが基本だ。
精度が上がる組み合わせ:
– レジスタンスラインや水平線の近辺で出現している
– 上位足でも下落の流れにある
– RSIが過買い水準(70以上)で出現している
– 大陰線の翌足がさらに下落して確認できる
エントリーは大陰線の終値より下を翌足が割ったタイミングを待つか、翌足の始値で入る判断をする。
損切りは大陰線の高値の少し上に置く。
よくある誤解・勘違い
下落トレンドの途中で出た陰の包み線に反応して売ったことがある。
「さらに下がる」と思ったんやけど、あれは下落トレンドの継続を示すパターンではなくて、上昇後の転換を示すもの。
下落トレンド中に出ても意味が薄い。
それと、包み込んでさえいれば全部有効と思ってたのも間違いやった。
レンジ相場の中でランダムに出てくる陰の包み線は精度が低い。
トレンドの文脈とセットで初めて機能するパターンだった。


