ブラックウェンズデーとは?意味・読み方を美容師トレーダーが解説【FX用語集】

経済指標・ファンダメンタル

意味・読み方

読み方:ぶらっくうぇんずでー

簡単に言うと:1992年9月16日、イギリスがそれまで参加していた欧州の固定 制から離脱を余儀なくされ、ポンドが大きく売られた日のこと。

もう少し詳しく:当時イギリスは、欧州の通貨間で為替レートの変動幅を一定に抑える仕組み(ERM:欧州為替相場メカニズム)に参加していました。

しかし、イギリス経済の実態と、その仕組みで決められたポンドの相場水準との間にズレが生じ、市場ではポンドが売られ続けました。

イギリス政府・中央銀行は、政策金利の引き上げや為替介入によってポンドの相場を維持しようとしましたが、最終的にこの仕組みからの離脱に追い込まれ、ポンドは大きく値を下げました。

この出来事が起きた水曜日が「ブラックウェンズデー(暗黒の水曜日)」と呼ばれています。

別名・類似語・略称

表現 補足
暗黒の水曜日 日本語訳

出来事の仕組みと市場への影響

当時のイギリスは、欧州の複数の国の通貨と為替レートの変動幅を一定の範囲に保つという国際的な取り決めに参加していました。

この仕組みのもとでは、ポンドの対マルク(当時の西ドイツの通貨)レートは、一定の範囲内に収まるよう管理される必要がありました。

しかし、イギリス経済の状況に対して、この取り決めで決められたポンドの水準が見合っていないと考える市場参加者が増え、ポンドを売る動きが強まりました。

イギリス側は、政策金利を引き上げてポンドの魅力を高めようとしたり、保有する外貨を使ってポンドを買い支えようとしたりしましたが、市場の売り圧力に対抗することができませんでした。

最終的に、イギリスはこの仕組みからの離脱を発表し、ポンドは管理されていた範囲を大きく超えて下落しました。

この出来事は、一国の中央銀行による為替介入が、市場全体の力に対して限界を持つことを示した例として、その後も為替市場の歴史の中でたびたび取り上げられています。

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