フラッシュクラッシュとは?意味・読み方を美容師トレーダーが解説【FX用語集】
チャートを見ていたら、一瞬で数百pipsの縦線が入っていた——それがフラッシュクラッシュだ。
意味・読み方
読み方:フラッシュクラッシュ
簡単に言うと:数分から数秒の間に、価格が極端に急落(または急騰)してすぐに戻ってくる瞬間的な大暴落のこと。
もう少し詳しく:フラッシュクラッシュ(Flash Crash)とは、市場の流動性が急激に消失した瞬間に、アルゴリズム取引の連鎖やパニック的な注文が重なり、価格が極端に動いてすぐに元の水準付近に戻る現象のこと。
数秒〜数分という超短時間の出来事だが、その間にストップロスが刈られ、深刻な損失が発生することがある。
別名・類似語・略称
| 表現 | 補足 |
|---|---|
| 瞬間的な大暴落 | フラッシュクラッシュの内容を説明した言い方 |
| スパイク | チャート上の一瞬の急激な上下動。フラッシュクラッシュはスパイクの極端な例 |
| 流動性クライシス | フラッシュクラッシュの原因を指す表現 |
| ブラックスワン | 想定外の極端な出来事全般を指す概念 |
有名なフラッシュクラッシュの例
2019年1月3日:円フラッシュクラッシュ
アップルのiPhone販売不振の発表を受け、東京時間の早朝(流動性が最も低い時間帯)に円が一気に急騰。
ドル円は数分で4〜5円、クロス円では最大8円以上の下落が発生した。
多くのトレーダーのストップロスが刈られ、その後価格は戻った。
2010年5月6日:米株フラッシュクラッシュ
米株市場でダウ平均が数分間で約1,000ドル(約9%)急落し、その後急回復した事件。
アルゴリズム取引の連鎖が引き金とされる。
なぜフラッシュクラッシュが起きるのか
| 原因 | 内容 |
|---|---|
| 流動性の低い時間帯 | 参加者が少ないため、少ない注文で価格が大きく動く |
| アルゴリズムの連鎖反応 | 一つの売りが次の売りを誘発し、加速する |
| ストップロスの集中 | 多くのトレーダーのストップが同じ場所に集中 |
| 大口の誤発注 | 「ファットフィンガー(誤入力)」による誤発注が引き金になることも |
フラッシュクラッシュへの対策
完全な回避は困難だが、影響を最小化する方法はある:
- 流動性の低い時間帯(東京早朝・週明け直後)のポジション保有に注意
- ストップロスは市場価格から適切な距離を取る(近すぎると刈られやすい)
- 週をまたぐポジションは規模を小さくする
- 保有ポジションのリスク量を常に把握しておく
よくある誤解・勘違い
「日本時間の早朝は動かないから安全だ」と油断していた。
「流動性が低い=安全」という勘違いがあった。
実際は「流動性が低い=少ない注文でも大きく動く」だ。
2019年の円フラッシュクラッシュは早朝4〜5時に発生した。
「誰も取引していない時間帯だから大丈夫」という認識が間違いだったとわかった。
ポジションを保持したまま寝るときは、ロットサイズとストップの位置に注意が必要だ。
関連用語
- ブラックスワン(black-swan)
- ボラティリティ(volatility)
- スパイク(spike)


