リスクリワード比とは?意味・読み方を美容師トレーダーが解説【FX用語集】
「このトレード、取る価値があるか?」——RRを計算すれば、エントリー前にその答えが出る。
勝率より先に見るべき数字だ。
意味・読み方
読み方:りすくりわーどひ
簡単に言うと:「最大いくら損するか」と「最大いくら稼ぐか」の比率。
もう少し詳しく:1回のトレードにおける「リスク(損切り幅)」と「リワード(利食い幅)」の比率のこと。
RR1:2なら「10pips損するリスクに対して20pipsの利益を狙う」という意味になる。
このRRと勝率の組み合わせがトレードの期待値を決める。
別名・類似語・略称
| 表現 | 補足 |
|---|---|
| RR | Risk Rewardの略。最も一般的な略称 |
| 損益比率 | 損失と利益の比率という日本語表現 |
| リスクリワードレシオ | Risk Reward Ratio。正式な英語表現 |
| RRR | Risk Reward Ratioの頭文字。RRと同義 |
計算式
| 要素 | 計算 |
|---|---|
| リスク | エントリー価格 − ストップロス価格(ロングの場合) |
| リワード | テイクプロフィット価格 − エントリー価格(ロングの場合) |
| RR | リワード ÷ リスク |
具体例(ロング)
- エントリー:150.00
- ストップロス:149.80(リスク:20pips)
- テイクプロフィット:150.60(リワード:60pips)
- RR:60 ÷ 20 = 1:3
RRと勝率の関係——期待値の考え方
RRが高ければ勝率が低くても利益が出る。
| RR | 損益トントンになる最低勝率 |
|---|---|
| 1:1 | 50% |
| 1:2 | 34% |
| 1:3 | 25% |
| 1:4 | 20% |
RR1:3なら、10回のうち3回勝てれば損益トントン。
4回以上勝てれば利益が出る計算だ。
期待値の計算式
期待値 =(勝率 × 平均利益)−(負け率 × 平均損失)
RR1:2・勝率40%の場合:
(0.4 × 2)−(0.6 × 1)= 0.8 − 0.6 = +0.2(プラスの期待値)
RRをエントリー前に計算する習慣
「RRが1:1以上でないと入らない」「最低1:1.5は確保する」などのルールを決めておくことで、質の低いトレードを事前にフィルタリングできる。
計算の順番:
1. まずSLを決める(根拠のある場所に)
2. SLまでの距離(リスク)を確認する
3. TPを決める(サポレジなどの根拠のある場所に)
4. RRを計算する
5. 自分のRR基準を満たすかどうかで入るか判断する
この順番を守るだけで、「なんとなくエントリー」が激減する。
よくある誤解・勘違い
「RRが高ければ勝てる」と思っていた時期がある。
RR1:3のトレードばかり選ぶようにしたのに、勝率が20%以下になって結局負けていた。
RRが高い=テイクプロフィットが遠い=価格が届く前に反転する確率が高い、ということでもある。
RRと勝率はトレードオフの関係にある。
RRを上げれば勝率は下がりやすく、勝率を上げようとすればRRは下がりやすい。
どちらか一方だけを追うのではなく、2つのバランスで期待値を考えるのが本当の使い方だと気づいた。


