均衡レートとは?意味・読み方を美容師トレーダーが解説【FX用語集】
「今のドル円は実態より高すぎる」とか「いつか戻ってくる」みたいな話を聞くことがある。
その「あるべき値段」の話をするとき、ベースになっているのが均衡レートという考え方だ。
意味・読み方
読み方:きんこうれーと(適正レート)
簡単に言うと:その国の経済の実力から考えて、「本来このくらいが妥当だろう」とされる為替の水準のこと。
もう少し詳しく:均衡レートとは、各国の経済力(物価、生産性、貿易関係など)のバランスから理論的に導き出される、為替レートの「あるべき水準」のこと。
実際の市場の為替レートは、需給や投機的な動きによって、この均衡レートから大きく離れることがあるが、長期的にはこの水準に近づいていくという考え方が、為替理論の一つとしてある。
別名・類似語・略称
| 表現 | 補足 |
|---|---|
| 適正レート | 同じ意味で使われる表現 |
| フェアバリュー | 英語的な表現 |
| 理論レート | 計算に基づく値であることを示す表現 |
実践での使い方
均衡レートを考える上で代表的な理論が「購買力パリティ(PPP)」だ。
これは、「同じモノやサービスは、どの国で買っても、為替レートを通せば同じ価格になるはずだ」という考え方に基づいて、為替レートの妥当な水準を計算する手法。
例えば、同じハンバーガーが日本で500円、アメリカで5ドルなら、「1ドル=100円」が購買力パリティ的な均衡レートに近い、という考え方になる。
実際の為替レートは、この均衡レートから長期間、大きくずれることがよくある。
例えば、ある国の金利が他国より高い場合、その国の通貨に資金が集まりやすくなり(金利目的の取引)、購買力パリティが示す水準よりも、その国の通貨が割高な状態が続くことがある。
均衡レートからのズレ(過大評価・過小評価)は、短期的なトレードの根拠としてはあまり使われない。
なぜなら、「均衡レートから離れているから、すぐに戻る」とは限らず、何年にもわたってズレが続くこともあるからだ。
ただ、長期的な視点で「この通貨は歴史的に見て、今、割高な水準にあるのか、割安な水準にあるのか」を把握しておくことは、長期的な資産配分や、大きなトレンドの転換点を考える上での、一つの参考材料として使われることがある。
関連用語
(特になし)


